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フッ素塗料で外壁塗装をするメリットとは?

大掛かりな施工になる外壁塗装は、なるべく回数を抑えたいものです。塗料の効果を長引かせたいのであれば、成分にこだわるといいでしょう。

ここでは、数ある塗料の中でも特に優れた性能を有する、フッ素塗料について解説します。

外壁塗装に使われるフッ素塗料とは?

フッ素塗料は、塗料の中でも機能性が良く、耐久年数の長い塗料です。

身近なところでいうと、焦げないフライパンが挙げられます。汚れを防止し手入れが簡単で、しかも耐久性があるので塗料の中でも特に優秀な塗料です。

実際、外壁にフッ素塗料を使用している建物は、東京スカイツリーや六本木ヒルズ、横浜レインボーブリッジなどになります。

大きい建物に使用されているフッ素塗料ですが、一般家庭の外壁塗装にも向いている塗料です。

フッ素塗料の効果

外壁塗装の中でも、耐久性が高いのがフッ素塗料です。

他の塗料に比べ、値段が高いので、一般家庭で使用されることはあまりありません。フッ素塗料は、耐久性を重視するような建物で使用されることが多いようです。

しかし、将来的に塗料の価格が下がれば、一般家庭でも外壁塗装の際に、フッ素塗料を使用するようになります。では、フッ素塗料の効果について確認してみましょう。

1.耐久性

上記でも紹介したように、塗料の中でも耐久性に優れています。ある程度の年月が経過しても、塗装時の仕上がりのまま外壁を維持できます。

フッ素塗料の耐用年数は、15~20年と言われていて塗料の中で、最も耐久性に優れている塗料です。

2.耐熱性

屋根や外壁は、太陽の光を長期間浴びるので、耐熱性が必要になります。

フッ素塗料は、外壁にしっかりと密着するため、一度塗れば長い間、熱や紫外線からくる家の劣化を防いでくれる耐熱性の高い塗料です。

3.親水性

フッ素塗料は、外壁に塗装し乾燥させると、親水性が高くなります。フッ素塗料を塗ると親水性の高い不膜ができるので、汚れが付きにくいのが特徴です。

また、汚れが付着しても、簡単に落とすことができます。

4.防カビ性・防藻性

フッ素塗料は、防カビ性や防藻性を持っています。そのため、フッ素塗料を外壁に使用すると、カビや藻が発生しづらい外壁になります。

しかし、完全にカビや藻を防げる訳ではないので、湿気が多い場所や太陽の光が当たらないような外壁は、カビや藻が発生していないか定期的に確認するようにしましょう。

5.耐水性

フッ素系の塗料の中には、弾性の特性を持つものもあります。

弾性とは、ゴムのような性質のことで、外壁の膨張や収縮に合わせて変形します。

そのため、弾性のフッ素塗料を外壁に使用すると、ひび割れなどを防止し、外壁の防水性が高まるのです。

フッ素塗料に関する疑問を解決

フッ素塗料は、少し前まで今とは違う認識を持たれていました。そのため、今でもフッ素塗料の特徴や性質を間違えて覚えている方もいるようです。

ここでは、フッ素塗料に関する疑問を解決していきます。

フッ素塗料は、ひび割れするから戸建てに向かない?

確かに、フッ素塗料は他に比べ塗膜が固いです。

しかし、上記の項目でも紹介したように、「弾性」のフッ素塗料があります。用途に合わせて、弾性フッ素を選べばひび割れを防ぐことが可能です。

しかし、サイディングに塗装する場合は、シーリングしている部分があるので、気をつける必要があります。シーリング部分の上に、フッ素塗料を塗るとひび割れすることがあるからです。

その場合は、フッ素塗料を塗った後に、シーリング材を後打ちして下さい。

フッ素塗料で外壁塗装を行うと次回もフッ素塗料しか使用できない?

一度フッ素塗料で外壁を塗装すると、次の塗装もフッ素塗料しかできないと言われていた時もありました。

しかし、下塗りに使うシーラーなどの性能があがり、良いものがたくさん出ています。そのため、今ではフッ素塗料意外の塗料を使用することも可能です。

外壁塗装を長持ちさせたいならフッ素が最適

外壁塗装の目的は、建物を保護して長持ちさせることです。そのため、耐久性が低い塗料を使用すると、定期的にメンテナンスする必要があります。

ここでは、各塗料の費用と耐久年数を比較してみましょう。

各塗料の費用と耐久年数を比較

塗料の種類 坪単価 耐久年数
アクリル塗料 1,000~1,200円 6~8年
ウレタン塗料 1,200~1,800円 7~10年
シリコン塗料 2,500~3,500円 10~15年
フッ素塗料 3,500~4,500円 15~20年

外壁塗装には、塗料の他にも足場代や施工費などがかかり、高額になる場合が多いです。

だからといって安い塗料を選んでしまうと、数年でまた塗装する必要が出てきます。

フッ素塗料は、値段は高いですが、長い目で見た場合、結果的に費用を抑えることができる塗料なので、おすすめです。

フッ素塗料を使用したい人は業者選びが重要

どんな塗料を使用する場合でも、きちんと下地の処理を行い、使用方法を守らないと塗料の良さを十分に発揮することはできません。

特に、フッ素塗料の場合は、以前使用していた塗料をきちんと落としていなかったり、下地の調整材にムラがあったりすると、フッ素塗料が固まった時に、下の塗膜から剥がれ落ちてしまう可能性があります。

そのため、フッ素塗料自体も高価なものなので、失敗しないためにも業者選びが重要です。

フッ素塗料の扱いに慣れている塗装業者に依頼しよう!

フッ素塗料で外壁塗装を行う場合は、技術の高い業者に依頼することが成功のカギです。

では、技術が高く信頼できる業者はどのように選べば良いのでしょうか。ポイントを紹介します。

  • 創業年数がある業者
  • フッ素塗料の施工をしていて施工実績が多い業者
  • フッ素塗料の扱いに慣れている業者

フッ素塗料は、塗料の中でも、耐久性があり様々な面で優れています。その特徴を生かすためにも、これらの条件を満たしている塗装業者に外壁塗装を依頼すると良いでしょう。

新しくなったフッ素塗料

今までのフッ素塗料の構造は、2つの炭素が結び付いていて、片方の炭素には2つのフッ素、もう片方の炭素にはフッ素と塩素が1つずつ付いている3フッ化フッ素と呼ばれる構造をしていました。

しかし、新しく開発されたフッ素塗料の構造は、塩素を取り除きフッ素が4つになった4フッ化フッ素という構造になっています。

そのため、より耐久性や耐汚染性、防カビ・防藻性、透湿性が高くなっているのが特徴です。

また、弱溶剤系なので、臭いが少ないというメリットもあり、4フッ化フッ素の塗料を使う業者が増えています。

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