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塗料の種類とメリット・デメリット

外壁塗装の種類と、塗装のメリット・デメリットを解説します。

業者選びの前に!外壁塗装の種類を知っておこう

ひとえに外壁塗装といっても、種類はさまざま。塗料には多くの種類がありますが、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類のランクに大別されます。

従来は主にこの4種類が主流でしたが、2015年には、全く新しい機能を備えた次世代塗料「ラジカル塗料」が登場しました。

これにより、今までの4つのグレードにラジカルが加わり、5つのランクに分けられるようになったのです。

ラジカル塗料が発売される前は、約10年間シリコン塗料が圧倒的なシェアを誇っていましたが、現在ではシリコンとラジカルの2大人気になっています。

外壁塗装の種類と特徴

5つのランクに分けられた塗装の種類と特徴をまとめてみました。

種類 耐久年数 特徴
アクリル塗装 6~8年 約20年前に発売された塗料。最も安価ですが、紫外線に弱い、湿気を通しやすいため、耐久年数は他の塗料よりも短め。現在はあまり使われていません。
ウレタン塗装 7~10年 アクリル塗料に比べて柔らかく、密着力が高いので曲面や細部の塗装に適しています。独特の肉厚感と光沢が特徴です。少し前まではウレタン塗装が主流でしたが、耐久年数が高いシリコン塗装の価格が下がってきたため選ぶ方は少なくなっています。
シリコン塗装 10~15年 近年の価格安定と、最大15年という耐久性の高さで近年主流となっている塗料です。2015年にラジカル塗料が発売されるまでは、不動の人気を誇っていました。費用対効果の高い塗料を選びたい方におすすめです。
フッ素塗料 15~20年 とにかく長持ちする塗料で、六本木ヒルズや東京スカイツリーの塗装などにも使われている高機能な塗料です。ただし、値段が高額なので一般住居ではあまり使われていません。性能自体はシリコン塗料と変わらないため、シリコン塗料を選ぶ方が多いようです。
ラジカル塗料 14~16年 ラジカル塗料は2015年に発売された全く新しいタイプの塗料。従来の塗料にはない高気密性を持っているのが特徴です。一般の塗料は、紫外線があたると「ラジカル」という塗膜を劣化させる成分が発生してしまいますが、このラジカル塗料は、発生したラジカルをバリアの中に封じ込める機能を持っています。このラジカル制御により、シリコンを上回る優れた耐候性を実現できるのだそう。価格はシリコン塗装と同程度で、性能はフッ素塗装に近いことから、今後はシリコンに代わる塗料になると期待されています。

アナタにおすすめの塗料

アクリル塗料

こまめに塗り替えをしたいという人に、ぴったりの塗料です。一回の施工費用が他の塗料と比べるととにかく安いため、気軽に塗り替えることができます。

また、とにかく安く済ませたいという人にも最適です。

遮熱塗料

光熱費を安くすることができます。というのも、漢字を見ていただければ分かる通り、熱の遮断性が高い塗料なのです。

ですから、太陽光をはじきやすく室内温度が高くなるのを防いでくれます。結果、室内温度も上がりにくくなり、エアコンもききやすい環境になるのです。結果、省エネ効果を得ることができます。

シリコン系塗料

特別安くもなく、特別高くもない塗料です。値段もお手頃で耐久性もある程度あります。費用対効果が高い塗料を選びたいという人には、うってつけの塗料です。

価格、耐久性共にバランスが取れていて、現在最も人気のある塗料の1つです。

光触媒塗料

新しいもの好きの人に、おすすめの次世代塗料です。ちなみにこの塗料は、認定施工店でなければ取り扱っていません。

塗布した部分は、太陽光によって汚れを表面に浮かし、雨によってその汚れが落ちるため清潔な状態を保ちます。

また、遮光効果もあるため省エネに繋がるのです。地球環境を真剣に考える人にも、嬉しい塗料になります。

今話題の高機能塗料とは?

ラジカル塗料の他にも、次のような高機能塗料も注目を集めています。

光触媒塗料

自ら壁を綺麗にするセルフクリーニング機能を備えた画期的な塗料。ちりやほこりなどがつきにくく、汚れがついたとしても自分で分解して、雨などと一緒に流す力を持っています。

汚れがつきにくく、耐久年数が長いという性質があります。

セラミック塗料

塗料の中にセラミック(磁気)を入れたもの。石材のように見えるため、スタイリッシュな仕上がりになります。

また、セラミックという性質から断熱効果にも優れています。

ナノテク塗料

アクリルシリコン塗料のひとつで、通常の塗料に比べて粒子が非常に細かいのが特徴。汚れや変色に強く、カビが発生しにくい、シックハウス対策にも効果がある点が魅力です。

外壁塗料は2種類に分けられる

外壁塗料は油性と水性の2種類に分けられます。これは顔料に水を混ぜるのかシンナーのような溶材を混ぜるのかできまるのです。シンナーを使った油性の塗料であれば、塗った際に耐久性の高いコーティングになります。

しかし、臭いがキツイため周辺に住宅がない場合しか利用することができません。

一方水性は、臭いが少ないため、環境にも優しく人へ不快な思いをさせないというメリットがありますが、密着率があまり高くなく耐久性も低めです。

ですが、最近では開発技術の向上により、油性塗料並みの水性塗料も増えてきているため、デメリットも目立ちにくくなってきています。

外壁塗料は国内3大メーカーから選ぶのがおすすめな理由

日本では、塗料メーカーの上位3社「エスケー化研」「関西ペイント」「日本ペイント」が90%近くのシェアを占めています。

携帯電話の購入と、同じようなものと考えていただければ分かりやすいと思いますが、よほど事情がない限りはこの3社から選ぶのが◎。

業者によって取り扱う塗料のメーカーは異なりますから、最低限の知識として3大塗料メーカーの名前は覚えておくようにしましょう。

施工前には必ず試し塗りを

塗料を選ぶ際には、業者に必ず試し塗りを依頼しましょう。小さなサンプルだけで塗料を決めてしまうと「予想と違う仕上がりになった」と、トラブルに発展しかねません。

また、ツヤ無し・ツヤ有りの選択ができますが、ツヤ無しを選んでしまうと、塗り替え前後の変化が分かりにくいため、物足りなく感じてしまうことも…。

仕上がりのイメージをしっかり明確にした上で、業者に依頼しましょう。

外壁塗装のメリット・デメリット

外壁塗装は、決して気軽にできるような工事ではありません。

しかし、外壁塗装をするのとしないのでは、20年後、30年後の住まいの価値は雲泥の差。それほど大きな意味を持っているのです。

外壁塗装のメリット

外観が美しくなる

一番のメリットは見た目が綺麗になるということ。変化が明確なので満足度も高いですし、もちろん資産価値も上がります。

もともとの外壁と違う色を選べば、イメージをがらりと変えることも可能です。

劣化を防げる

ひび割れによる腐食、さびなどを塗装によって補修することで、建物の劣化を防ぐことができます。

また、雨漏りや湿気の侵入も防げるため、家の長寿命化にも繋がります。

省エネに繋がる

建物の表面に塗膜を張ることで太陽光や強風、排気ガスなどから建物を守ることができます。

ひび割れなどを補修することで断熱性を高められるので、省エネにも繋がります。

外壁塗装のデメリット

しいて挙げるなら、メンテナンスをする度にお金がかかってしまうことです。

けれども、外壁塗装をしないと建物自体が老朽化してしまうため、結果的に莫大な修繕費用が必要になってしまいます。定期的に塗り替える方が賢明です。

外壁塗装の耐久年数と施工するタイミング

ここでは、外壁塗装の耐久年数や外壁塗装をするタイミングに関して紹介しています。

外壁塗料の耐久年数について

耐久年数は実際にある住宅に使用して、採取したデータから導き出されたものではありません。 各メーカーがそれぞれに機材を用いて、独自の方法で負荷をかけるなどして、テストをして導き出されたものです。

ちなみに、耐久年数が4年のものがあれば、この4年間綺麗に状態を維持するというものではありません。4年間かけて徐々に劣化していきます。そうしてギリギリ4年間持つというものです。ですから、定期的なメンテナンスは必須です。

もし、ここでした話と認識がズレているという人がいれば、ここで認識を改めておくことをおすすめします。

外壁塗装を行うタイミング

チョーキング現象が起きたタイミングが、外壁塗装を行う合図です。このチョーキング現象というのは、壁に白い粉が付いた状態のことです。

ですから、指で触った際に粉のようなものが付着します。確認するのが簡単なので、定期的に壁を触りチェックしておくと良いでしょう。

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